小倉高等女学校制服の3本の線
2022/05/13
Vol. 15 令和4(2022)年5月13日(金)
「戦前の北九州」のコーナーには、旧制小倉高等女学校(現・福岡県立小倉西高等学校)の大正時代の制服と、昭和初期に導入したセーラー服の制服を着た女学生の人形を展示しています。
大正時代の制服の袴(はかま)には、写真のように、「3本の線」が縫い付けられているのですが、何を表しているかご存じでしょうか?
これは、小倉西高等学校の現在の校訓である「強く、ただしく、美(うるわ)しく」を表現しています。昭和7年に制定された女学生時代の校歌には「強く 正しく 美しく」、現在の校歌にも「伝統の三筋の象徴(しるし)」という一節があります。
この「3本の線」は、その後導入されたセーラー服にも受け継がれています。
二つの人形は、展示室に入ってすぐのショーケースの一番手前にありますので、ミュージアムに足を運んで是非ご覧ください。