平和のまちミュージアム企画展「まちなかの大兵器工場 ~小倉陸軍造兵廠と地域社会~」開催のお知らせ
2025/04/09
『まちなかの大兵器工場 ~小倉陸軍造兵廠と地域社会~』
開催期間
令和7年4月19日(土)~令和7年7月13日(日)
開催場所
北九州市平和のまちミュージアム 企画展示室
展示内容
昭和8(1933)年、東京から移転した陸軍造兵廠小倉工廠(のち小倉陸軍造兵廠)が開庁し、総面積58万3000㎡、最盛期の工員数約4万人の大兵器工場が小倉に出現しました。
造兵廠ができたことは、まちや市民にも、大きな影響を与えました。「軍都」小倉は、兵器の供給拠点としての性格が強くなり、大工場の出現による雇用の創出や経済活動の増加により、爆発的に人口が増えていきます。小倉周辺には、造兵廠に関係する軍事施設が次々と整備されました。太平洋戦争期、戦況が悪化すると、不足する労働力を補うために女子挺身隊や学徒が工場へ動員され、兵器生産を担いました。また、戦争末期には工場の疎開が行われ、小倉以外の地域にも兵器工場の存在が大きな影響を与えました。そして昭和20(1945)年8月9日、兵器工場は原子爆弾の第一投下目標となったのです…。
今年(令和7年)は、小倉陸軍造兵廠が原子爆弾の投下目標となり、その後終焉を迎えてから80年の節目の年です。今回の展示により、小倉陸軍造兵廠の歴史を振り返り、兵器工場がまちにとってどのような存在であったのかを考えます。
ミニ写真展示
「小倉陸軍造兵廠 before and after」
開催期間:企画展と同一期間
開催場所:北九州市平和のまちミュージアム 多目的ホール
企画展チラシ
