灯火管制のようす
2022/04/08
■VOL.9 令和4(2022)年4月8日(金)
空襲の記憶のコーナーには当時各家庭で行っていた“灯火管制”を体験することができます。
夜間は屋内の明かりが漏れると空襲の目標になってしまうため、屋内の照明を布や紙製のカバーで覆いました。これを灯火管制と言います。
展示では覆われた照明を見るだけではなく、ケースの前にあるボタンを押すと、実際にどのくらい明かりが遮断されていたのかを知ることができます。
(左がボタンを押す前、右がボタンを押した後)
B29による日本本土初空襲のとき、北九州地域では、明かりが漏れていた場所が被害を受けたという報告書や、少しでも明かりが外に漏れていると近所の人たちから厳しく注意されたという体験談もあります。
「もし自分が食事や読書をするとき、この明るさだったら……」と想像しながらこの体験展示を見ていただければと思います。