北九州市平和のまちミュージアム
  • 営業時間 9:30 ~ 18:00
    入館は 17:30 まで

    学芸員日記

    もし世界中の人と手をつなげたら

    2023/05/12

    No.65 令和5(2023)年5月12日

     館長とわれわれ学芸員がお届けするコラム「想い つなぐ」の連載が、西日本新聞の北九州・京築版にてはじまりました。調査研究における気づきや、過去の戦争に向き合い考え続けていることなど、ミュージアムの“裏側”を語っていきます。コラムは、原則第1、3木曜に掲載されるほか、西日本新聞Web版でも購読可能です。ぜひチェックしてください。
     これに伴い、今後この学芸員日記は、原則月2回の発信とし、西日本新聞コラムの番外編や学芸員の裏話なども発信していけたらと思います。また、Twitterでも学芸員からの情報を発信していきますので、この機会にぜひフォローをお願いします!

    (展示の照明を調整するO学芸員)

     

     さて、5月20日(土)からは、平和のまちミュージアム開館1周年記念企画展「B-29がやってきた ~北九州初空襲~」を開催します。本展示では、30年以上にわたり空襲の資料を収集してきた工藤洋三(くどうようぞう)氏協力のもと、B-29による日本本土初空襲である6月16日北九州空襲の準備段階から、空襲の被害、空襲後の展開までを俯瞰し、その実相を明らかにします。
     企画展の準備にあたり、先日、北九州初空襲当時に、小倉に住んでいたという井手川泰子(いでがわやすこ)さんのお話を聞きました。ミュージアムを見学しながら、コーナーごとに「あのときはね、」と学校での思い出や空襲の体験など、非常に多くのエピソードを語ってくださいました。井手川さんは子どもたちに話をするとき、手を見て「この手は何のためにあるのだろうね」と必ず問いかけるそうです。そして、「この手は武器を握る手ではなく、世界中の人たちと仲良くなるために、手をつなぐためにある手だよ」と語るそうです。とても素敵な言葉だと思いませんか。井手川さんの空襲体験は、企画展で展示予定です。ぜひ生の声に触れてみてください。
     また、前回の企画展で好評をいただいた、学芸員によるギャラリートークを今回も開催します。6月4日(日)、7月16日(日)いずれも14時から、ミュージアムでお待ちしています!

    (学芸員M)

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