平和のまちミュージアム企画展「防空先進都市・北九州~空襲に備えたまち~」開催のお知らせ
2025/10/19
『防空先進都市・北九州 ~空襲に備えたまち~』
開催期間
令和7年10月25日(土)~令和8年1月25日(日)
開催場所
北九州市平和のまちミュージアム 企画展示室
展示内容
大正3(1914)年から約4年間戦われた第一次世界大戦は、国家が政治、経済、文化、福祉などを全て戦争へ注ぎ込む、「総力戦」という戦争形態をとりました。その中で生まれたのが、総力戦を戦うための設備の破壊、あるいは総力戦に従事する人々の戦意を低下させるために行われる、「空襲」という作戦です。
日本でも、昭和の初めごろから、空襲対策、すなわち「防空」の取り組みが行われました。なかでも北九州は、都市と工場が集中しており、地形的にも大陸が近いため、空襲を受けやすいと考えられていました。
防空は、軍によって行われる「軍防空」と、軍以外の人々や団体によって行われる「国民防空(民防空)」とに分けられます。特に後者では、国民が積極的に参加することが求められ、人々の生活は防空の考え方に沿って、変化していったのです。
本企画展では、北九州における防空の取り組みがどのように行われていったのか、市民はそれにどのように参加していったのかを紹介します。北九州地域に「空襲」がどのような影響を与えたのかを考えていただきたいと思います。
同時開催
パネル展示「焼け跡と現在 ~写真で見る北九州空襲~」
北九州への空襲に関する写真と、同じ地点の現在の写真を並べて展示し、現代の様子と見比べながら、北九州における空襲の被害を学ぶ機会を提供します。
開催期間:企画展と同一期間
開催場所:北九州市平和のまちミュージアム 多目的ホール
協力:聞き書きボランティア「平野塾」、工藤洋三氏(空襲・戦災を記録する会事務局長)、梶原康久氏(福岡地方史研究会会員)
企画展チラシ
