ようこそ 平和のまちミュージアムへ
2022/04/06
-北九州市平和のまちミュージアムについて-
先の大戦から70年以上が経過し、戦争を知らない世代がほとんどとなる中、戦争の記憶が風化していることが懸念されています。
当時、北九州地域と呼ばれた北九州市においても、市民が戦災に遭い、戦時中はもちろん戦後も過酷な生活を送っていたことも遠い過去の物語となりつつあります。
そのため、貴重な市民の戦争体験や戦時下の暮らしを物語る日用品等を展示し、戦争の悲惨や平和の大切さ、命の尊さを考えるきっかけづくりを目的に、平和のまちミュージアムを開館しました。
平和のまちミュージアムでは、戦時下の人々の暮らしの他にも、空襲の被害、原子爆弾と小倉、戦後、復興を果たした“まち”をテーマに、事実に即した分かりやすい展示や映像・音響技術を駆使した展示また、戦争に大きく影響された子どもたちの暮らしや心情を実感できる、子どもたちの目線に立った展示に取り組みます。
このような展示を通して、来館される方々にとって、当時の人々の気持ち等に思いを馳せ、改めて、平和の大切さを考えるきっかけとなるよう、また、“まち”への誇りや愛着の心が醸成するよう努めてまいります。
さらに、平和のまちミュージアムでは、これら館内の展示に加え、子どもたちはもとより幅広い世代の方々が参加できる様々な事業にも取り組みます。
現在、「戦争を知らない世代」が「知らない戦争」を後世に伝えていくという時代を迎えつつあります。
平和のまちミュージアムは、本市で起きた戦争の悲劇に向き合い、改めて、平和の大切さを感じていただける貴重な施設として認識され、多くの皆様にご利用いただけるよう、努力を重ねてまいります。